現在の自衛隊では、旧日本軍の銃剣術を元に、戦後武道として競技化した銃剣道と、戦後に制定された自衛隊銃剣格闘の両方が実施されている。
銃剣道の攻撃方法が銃剣の刃部にあたる先端(タンポ)による刺突のみであるのに対して、自衛隊銃剣格闘は、銃剣の刃部による刺突に加え、斬撃、防御、銃床による打撃、銃全体を用いた打撃や刺突して銃を撃つことまで含まれる実践的な内容となっている。
旧日本軍においては日本の古武道の小太刀術を基に制定された短剣術(現在の銃剣道に含まれている短剣道)が訓練されていた。
これに対し、自衛隊短剣格闘はアメリカ陸軍で訓練されていたナイフ格闘術がベースになっているというが、これまで公刊物で公開されたことが無く、詳細な内容は不明である。
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近年の不審船事案やテロ・ゲリラの脅威などによって近接戦闘生起の可能性が高まったことを受け、陸上自衛隊では2000年(平成12年)度頃より格闘術全体の見直しを検討していたが、陸上幕僚長・森勉が実戦的な徒手格闘の体系を早期確立するよう指示したことにより、本格化した。これにより自衛隊体育学校第一教育課に格闘研究プロジェクトチームを発足し、格闘術の抜本的な見直しを進められた。
そして格闘研究プロジェクトチームの研究成果に基づいた新たな格闘術を2006年(平成18年)に第10師団で試験的に導入した。2007年(平成19年)中に教育訓練方法などを検討し、2008年(平成20年)に全部隊で導入される予定である。